2016年02月17日

黒森歌舞伎は雪の中








2016年2月17日(水)

今日は黒森歌舞伎の二日目。
先日からの雪のせいでまためっきりと厳しさが増してきた。
はて、どうしたものかと迷いながらもせっかくのお休みだからと顔をだしてきた。

今年の少年歌舞伎の演目は「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」。
吉田社頭車引の場。

平安時代の菅原道真(みちざね)失脚事件を題材に描かれる。
醍醐帝の御世、三つ子の兄弟がいた。
それぞれが使える主にほんろうされ、兄弟は敵味方に分かれての立場になる。

寒い中観衆は予想以上に多かった。
近くの保育園の子供たちも鼻水を流しながらじっと見ていた。
終わってほっとしたのか、玉こんにゃくをかじる姿が可愛らしかった。



未来はこの子たちも少年歌舞伎を演ずることになる。
知ってか知らずかみなたくましい子どもたちだ。

マスコットのクロモリンの宣伝もマイクで放送されていた。



本狂言「源平布引滝」九郎助住家の場は今の私にはとても持ちそうもなく、
そのまま引き上げてきた。
何しろ予定では午後5時ころまで延々と続くのだと言う。


  


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2016年02月13日

青いサメが見えるか




2016年2月13日(土)

私の俳句の師匠でもある金子兜太(かねことうた)氏の問題の句。

梅咲いて庭中に青鮫が来ている
(うめさいて にわじゅうにあおざめが きている)

梅の香りに包まれた満開の庭。
その庭の雰囲気はまだ桜が咲くほど華やかではない。
しかし、その梅の咲く庭に何かいる。
それは深海にも似たようで梅の香に混じって青い鮫(サメ)が来ていると言う。

青い鮫とは何を比喩しているのか私のような凡人にはわからないが、
ひんやりする梅の花の咲くころの様子をうまく見ていると思う。

さて、みなさんはこの句をどんな風に感じるだろうか。



  


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2016年01月27日

第7回酒田っ子俳壇




2016年1月27日(水)

酒田市中央西町にある酒田市総合文化センター。
現在大規模な工事が行われているが、
その片隅に「第7回酒田っ子俳壇」の大賞はじめ優秀賞句が飾られている。

毎年楽しみにしながら鑑賞させていただいているが、
今年はかなり特徴的な句が多かったように思う。

写真は大賞だけを絞って撮影したが、
優秀賞の中にも個性的な句が多かった。


だんごむし初雪知らず石の下
(だんごむし はつゆきしらず いしのした)

胡桃の実蹴って近づく我が家かな
(くるみのみ けってちかづく わがやかな)

一句目、だんごむしは日頃から石の下などに生きているが、
初雪も知らずにぬくぬくと石の下で生きている。
意地悪して石を動かしたかな?

二句目、道端に胡桃(くるみ)の実が落ちている。
カラスが置いたものかもしれないが、関係なく蹴とばしながら帰宅する。
だんだん我が家が近づいてくる。

どちらの句も情景がありありと目の前に浮かぶ優れた洞察力のある句である。
また、自然をありのままに描いて自分の立ち位置まで描かれている。

このような若い人たちの句に刺激を受けて私もつい作句したくなる。

一月の雨邪魔をして降り止まず
(いちがつの あめじゃまをして ふりやまず)

一月だというのに雪ではなく雨が降っている。
いつもは雪のつもりで傘など持たずに家を出るが、
こうなると傘が必要となる。
しかし、人の邪魔ばかりする雨は一向に降り止まない。


  


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2016年01月12日

市役所に吉野弘コーナー設置








2016年1月12日(火)

新しく竣工になった酒田市役所に初めて入った。
勝手がわからずうろうろしているとあちこちから声が掛かってくる。

大体エレベーターがどこにあるのかもわからず、
何課が何階にあるのかもわからない。

ようやく見つけて目指す6階に下りたがそれからもわからずまたもうろうろ。
見たことがある顔を見つけてようやくホッとする。

ところで1階総合案内のすぐそばにある展示室には、
吉野弘のコーナーが設けられ印刷物や詩集などが飾られていた。
その中に写真にある「石佛が三体」出てくる「秋」という詩があった。

受け付けの女性にこの詩の具体的な場所はわかりますか?
と聞いたが、少しかわいそうなことをしたなと後になって気が付いた。

総合案内なだけにそんなことまで質問されるとは思ってもいなかっただろう。

その後街なかキャンパスへ行って聞いてみたが、
「具体的な場所は不明」との答えが返ってきた。
「どこでもいなだもんだ」
「かえって場所が決まってないほうがいい」なんていう声も聞こえた。

案外いい加減なんだなと思いつつ会場を後にしたが、
吉野弘さんなら何と言うだろうかと思いつつ雪の降る中とぼとぼ歩いてきた。


3枚目の写真。
一番右が新しい市役所。
真ん中が旧庁舎、そして左が希望ホール。


  


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2015年12月21日

几帳面な吉野弘さん!








2015年12月21日(月)

酒田市中町にある「さかた街なかキャンパス」。
今展示されているのは酒田市出身の詩人吉野弘さんの三回忌によせて、
「吉野さんと酒田と」と題した資料展示。

中は残念ながら撮影禁止のため入口にある2枚の資料を撮影。
昨日の娘さん二人のトークショーの中で出ていた几帳面な吉野弘さんの片りんを見つけた。

それは石佛の自筆での詩稿。
誰が見ても読めるように丁寧に書かれた詩稿の字は、
印刷でもされているかのようなわかりやすい読みやすい字だった。

そう言えばアンケートに〇を付けるときも、
一つひとつ定規で〇を付けていたお話しを聞いた時も、
うん、そんな人も中にはいるがそんなふうには見えないなぁと思っていた。

原稿も机にきっちりと曲がらないように置き、
会社から帰るとすぐに机に向かう父だったらしいが、
対人関係はそこまで几帳面なイメージはみつからなかった。

ほんのり優しそうな、それでいて丁寧な仕事をする印象を持っている。



  


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2015年12月20日

山根基世さんのお話






2015年12月20日(日)

朝今日はおとなしくしていようと書いたが、
思わぬところから今日の講演会の入場整理券が手に入った。
一度は外れた宝くじが復活したような気持ちで複雑な心境だった。

酒田市合併10周年記念事業「私たちを励ます吉野弘のことば」。
午後2時から酒田市飯森山にある東北公益文科大学公益ホールはほぼ満員の状況だった。

第1部の朗読「私が選ぶ吉野弘の作品」は「奈々子に」「祝婚歌」「I was born」。

元NHKのアナウンサー山根基世(やまねもとよ)さんが、
豊富なキャリアをもとに情感たっぷりに聞かせてくれた。
まるで詩のイメージが次から次と浮かび上がってくるような朗読だった。

続く講演「こころの声を聴く力」は、
山根さんがこれまで生きてきた中で経験を重ねた履歴を、
そのままお話ししていただいたような奥深い内容で、
広範な社会文化や歴史までも踏み込んだ貴重な講演だった。

特に吉野弘という詩人について感じることの丁寧さ、隅々まで見ることの大切さ。
そして聴くことの確かさを改めて確認することができた。

また、今取り組んでいる子供たちを取り巻く環境についても触れ、
地域が育てることの大切さを訴えていた。

第2部ではインタビュートーク「父、吉野弘像」。
スペシャルゲストとして二人の娘さんから来ていただき、
当時の話からつい最近の状況まで生身の吉野弘像を公開していた。
楽しさいっぱいのトークばかりだった。


なお、会場をぐるりと見回してみると、
よくもまぁこれだけ高齢の方が集まったものだと感心してしまった。
若者にはあまり関心のないことなのだろうか。
少しがっかりしてしまった。




  


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2015年12月04日

夜明けの橋




2015年12月4日(金)

なかなか穏やかなお天気が続かず散策もできないでいる。
こんな日や荒れた夜には読書にいそしむこととする。

酒田市出身の北重人氏は鶴岡出身の藤沢周平氏と同じ時代物を扱う。
しかしこの二人、似ているようで味わいは全く違う小説となっている。

藤沢周平が純粋な歴史小説ならば、
北重人はミステリー時代小説のようだと感じる。

まだ何作も読んでいないがミステリー好きの私は段々と楽しみが増えていく。
「夜明けの橋」は実は北重人氏の遺作となった小説である。
2008年に胃癌の手術を受け、一旦は回復したかに見えたが、
残念ながら2009年に急逝している。
享年61歳だった。

私ももうすぐその年齢に近づきつつある。
じっくりと味わいたい小説家のひとりとなった。




  


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2015年11月22日

吉野弘さんの詩を読む








2015年11月22日(日)

酒田市合併10周年記念事業である、
「吉野弘さんの詩を読む」~風の記憶~が、
東北公益文科大学内公益ホールで開催された。

吉野弘さんは多くの方がご存知のように酒田市今町出身の社会派詩人。
私の父と同じ大正15年生まれ、琢成第二尋常小学校出身。

私も若い頃一時期詩を書いていたこともあって、
多くの詩集を読み漁っていた。

好きな詩の朗読もあってゆったりとした気分で朗読を味わったが、
琢成小学校や泉小学校の校歌を作ったのも吉野さんだった。

同校の生徒が元気な声で歌ったり、
生徒みんなでの朗読があったりと、
いろんな味わい方をすることができた。

バックには写真画像があったり、動画があったり、
そしてフルートでの雰囲気つくりがあったりと普段の朗読会とは違う感覚だった。


  


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2015年10月26日

北重人に親しむ




2015年10月26日(月)

日が短くなり灯火親しむ季節にもなってきた。
読書の秋には好きな作家の本を片手に、
しばし想像の世界へ入り込むことにする。

酒田市出身の作家はかなり多いが、
その中でもポスト藤沢周平と評された作家「北重人(きたしげと)」は、
私の好きな作家のひとりである。

作品数とすればもちろん藤沢周平には遠く及ばないが、
その抒情溢れる憂愁、風情は読むものの心に深く染み透る。

特に好きなのは江戸時代を背景にした推理もの。
「花晒し(はなざらし)」は主人公が元芸者の右京。
亡夫のあとを継いで広小路を仕切る元締めとなっている。
ここから事件が始まる。

そして地元酒田を舞台にした「汐のなごり」は、
直木賞にノミネートされただけあって多くの読者の気持ちをつかんだ。

残念なのはすでに過去の人になっていること。
61歳の若さで急逝している。

私もこの人の年齢に近づき、
いつか自分でも小説を書いてみたいと思っていたが、
昨年の心臓手術でだいぶその気持ちが揺らいでしまった。

が、まだまだチャンスはあると自分に言い聞かせている。



  


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2015年10月10日

45歳の芭蕉






2015年10月10日(土)

酒田市日和山公園にある松尾芭蕉の像と句碑。

あつみ山や吹うらかけてゆう涼
(あつみやまや ふくうらかけて ゆうすずみ)

前泊地鶴岡から酒田へ来たのは元禄2年(1689年)現在の日付で7月29日だった。
当時は赤川がまだ最上川に繋がっており、
内川~赤川~最上川~酒田港と船での酒田入りだった。

久しぶりの海を芭蕉はどんな気持ちで見ていたのだろうか。
このとき芭蕉は45歳だった。

その後秋田県の象潟へ行きまた酒田へ戻ってくる。
通算9泊もした酒田の地。

芭蕉が亡くなったのはそのたった5年後、50歳であった。


昔の人は良く「人生50年」と言っていた。
確かに寿命が短かったに違いないが、今は男でも寿命が80歳を超えた。

これから残る人生が何年なのかわからないが、
何かやらねばとつくづく思っている。


  


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2015年09月02日

段ボールの芸術








2015年9月2日(水)

夏休みも終わり、ようやくゆっくりと子供たちの遊び場をのぞくことができた。
段ボールの迷路や巨大な恐竜、そしてかわいいお人形など、
これでもかと置かれた酒田市飯森山にある酒田市美術館。

しばらくかわいい子供たちとお母さんたちのために、
お邪魔するのを控えていたが、
これなら楽しめるはずだよなぁ~とつくづく思った。

ただし、係の人の話によると、
とんでもない子供たちがいっぱいいて、
朝から晩まで叫んでいたこともあったとのこと。

そんな姿を見に来るのも悪くはなかったかな。





段ボール遊園地は9月6日(日)まで。
実際に作ることのできる工作物も販売している。




  


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2015年08月29日

広き野






2015年8月29日(土)

仕事が終わってから立ち寄った日和山公園。
入口の近くにある大きな石碑は県民歌で有名な御歌。

広き野を流れゆけども最上川
海に入るまで濁らざりけり


大正14年昭和天皇がまだ東宮殿下だった頃、
酒田へ行啓され詠まれた歌である。

おおらかな表現はそのまま最上川の姿を良くあらわしていると思うが、
実は私が若い時、詩を書く仲間7名ほどで集団を作った名前でもある。

酒田では私が一人、そして鶴岡で三名、山形で二名、米沢で一名と、
県内バラバラな上に仕事が忙しく年に一度の会合も全員が集まるのは難しかった。

それでも詩集を発行し続け、かなり続いたが、
いつのまにか一人抜け二人抜けと集団自体が消えてしまうことになった。

あの詩集は本棚の片隅に今も眠ったままだが、
あのときのメンバーは今どうしているだろうか。
一人は自殺したと聞いた。
一人は宗教に走り今はどこにいるのかさえわからない。

懐かしくもあり、ほろ苦い思い出でもある。



  


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2015年01月25日

絵画の部分立体の意外さ









2015年1月25日(日)

朝早くから仕事でインターネットへの接続もできずさっぱり状況がわからなかった。
ようやく終わって中町を散策したが、酒田日本海寒鱈まつりはほとんどが終了。
せっかくお天気が良かったのに残念だったなぁ。

「さかた街なかキャンパス」の前で女子高生が元気な声をあげていた。
「平成26年度酒田西高等学校 芸術コース<美術・書道選択生>修了作品展」が、
開催されていた。

その中で目を引いたのが写真の油彩(部分立体)の作品。
発想そのものはこれまでもあったのだろうが、
左腕から先と右手の指の一部が立体になっている。
その出来がかなり良かったから思わず握りしめたくなったりして!

小学生女子が見てもびっくりしたようで、
しばらく絵の前から身じろぎもしなかった。

  


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2014年12月22日

雪降りつむ




2014年12月22日(月)

朝起きると夜中しんしんと積もった雪が20cmほどになっていた。
ずいぶん静かな夜だと思っていたが、風がなかったせいもあるが、
あっという間に積雪となっていた。

題に『雪降りつむ』としたのは、三好達治(みよしたつじ)の詩を思い出したからだ。

『雪』

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降りつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降りつむ。


たった2行のこの詩で実は論争が起きたことがある。
太郎や次郎を眠らせたのは誰か?と言うものだった。

ある学者は母親と言い、また別の学者は雪ではないのかと言う。
いや、父親だろう、いや作者だ!などと議論になったらしい。

そんなことはどうでもいいことではではないだろうか。
静かに雪が降りつもる中、すやすやと眠る子供たちの姿が印象的な詩を、
何も議論に引っ張り出さないで欲しいと思う。

酒田のように年がら年中風が吹く土地では、
およそ考えられないような静かな雪の夜。
うらやましくもあり、いつかは味わってみたい風景だと感じていた。


写真は酒田本港に停泊してある船に積もった雪。
これから出漁するのだろうか。
まだ、だれもこない漁船にはだいぶ雪が積もっていた。



  


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2014年11月19日

大滝博子創作人形の世界展






2014年11月19日(水)

昨日酒田市飯盛山にある酒田市美術館で開催されている、
「大滝博子創作人形の世界展」に行ってきた。

山形県天童市出身の作者は実は25年ほど前に10年ほど酒田・鶴岡に住んでいたのだそうだ。
私との年齢も近く作品を見てもとても懐かしいものばかり。

家族の何気ない日常の一場面を石塑粘土と古布、縮緬などを使って、
表情豊かな人形たちで表現しているのであった。
久しぶりにじっくりと創作人形の世界にどっぷりと浸かって、
ゆったりとしたときを過ごすことができた。

このところなんだかんだと世の中の動きが早過ぎて、
追い付いていけない自分に情けなくなっていたが、
何も追い付かなくてもいいのだと自信を持って言えるような気がした。


  


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2014年10月28日

実になる文章が書きたい!




2014年10月28日(火)

思うところがあって、少しジレンマにおちいっている。
何もあわてることもなければ急ぐこともないのだが、
年甲斐もなく先を見たくて足早になる時がある。

胸に棒が刺さったままのような感覚が一日中続く中で、
何とか仕事を続けているが、どうにもいらいらが募ってしょうがない時がある。

そんなときはあちこち散歩したり、いきなり立ち止まったりしながら、
気持ちは自然の中へと飛び込んでいこうとしたりする。

今日は疲れた。
遅番で夜10時頃家に着いて風呂に入る。
そしてビールを少しだけたしなんで、日和山で見た赤い実のことなどを思い出す。
黄色から赤。
きらきらと光る赤い色が懐かしくなる季節が近づきつつある。

何だかこの実のように輝く文章をじっくりと考えたくなってきた。


  


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2014年10月27日

ふるさと雑記『庄内百考』




2014年10月27日(月)

とことこ歩いて酒田市中町にある『マリーン5清水屋』さんへ行ってきた。
雨が降りそうだったが何とか曇り空からは何もふってはこなかった。

目的は4階にある本屋さんで何冊かの本を購入すること。
その中の一冊が写真の「知っているようで知らないふるさとの話」。
ふるさと雑記『庄内百考』(池田充直著)。

2001年酒田市立亀城小学校校長を退職した筆者が、
庄内の自然、歴史、地理、生き物、植物を美しい写真や絵などで紹介しながら、
思わず見忘れていたものを思い出させてくれるような本となっている。

長文は多くはなく、ほとんどが一遍完結の話でつづられていてとても読みやすい。

ほたるの話が載ってある。
白井新田(遊佐町)での蛍ツリーの話や、
蛍の発光のテンポが東日本では4秒に1回、西日本では2秒に1回。
何と小学生の実験で車のウインカーに合わせて発光する話など興味深いものが多い。

秋の夜長、しばらく私の愛読書となってくれそうな本ばかり買ってきた。

  


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2014年09月25日

吉野弘追悼展『酒田のうた』






2014年9月25日(木)

昨日行ってきた酒田市一番町にある『酒田市立資料館』。
9月20日(土)から11月24日(月)まで酒田出身詩人吉野弘追悼展『酒田のうた』が、
ひっそりと開催されていた。

現代詩と言えば難しい言葉を使って訳の分からない行が並んでいるイメージが強いが、
川崎洋や吉野弘のように小学生が読んでもわかるような詩人もいる。

私も一時期いろんな詩の雑誌を買ってきては投稿を繰り返したこともある。
ユリイカや詩と思想などを読みながらカブレタリしたこともあった。

今回の吉野弘追悼展は酒田出身の詩人4名を紹介しながら、
吉野弘氏の人となりを追跡しているかなり興味深い企画である。

  


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2014年09月05日

けんぞの落語会観音寺寄席盛況






2014年9月5日(金)

酒田市八幡タウンセンターで行われた『けんぞの落語会観音寺寄席』。
午後6時半から開始ということで、まだ身体が本来の状態ではない私だが、
少し不安を感じながらの参加だった。

しかし、一昨年昨年のように大きな会場ではなく、
約50人ほどがちょうど良く入れるほどの適度な広さの和室で行われた。
空調も程よく効き汗をかきながらの寄席ではなかった。

ところで、受付でビールやワンカップがあったのには参った。
飲みたかったなぁ。
売り子さんのお二人の可愛い笑顔についビール!と言うところだった。







会場の八幡タウンセンターは以前の八幡町役場の建物。
昨年はここの大ホールを使ったが、あまり評判が良くなくて本日の和室に変更になったようだ。
酒田市街地からも人形の大泉夫婦がきていたが、会場はほぼ満員だった。

春風亭昇乃進の世相中心の創作落語は私にとって一番苦手な分野。
なぜなら芸能界や地域のニュースに疎いから・・・

春風亭柳之助の堂々たる古典落語は私の得意分野。
今回はケチな人のお話。
思わず大口開けて笑ってしまう。

トリで出てきたのは女性講談師日向(ひゅうが)ひまわりさんの人情講談。
赤穂浪士の討ち入りで有名な12月。
それとは関係なく豆腐作りに精を出す町人のお話。
夏なのに冬のお話しだったが、皆さん静まり返っての御清聴であった。



終わってからはいつもの普段着でのご挨拶。
帰り際には廊下に立っての挨拶と親切丁寧な落語会であった。


  


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2014年07月26日

『吉野弘』朗読会、こころに響く調べのように






2014年7月26日(土)

酒田市飯森山にある『出羽遊心館』で行われた酒田出身の詩人『吉野弘』朗読会。
準備された椅子100脚では足りないほどの盛況ぶりだった。

主催は酒田市教育委員会。
月刊SPOON元編集長佐藤晶子氏がコーディネーターとなり、
詩の選定からプログラムの編集、司会までをこなしていた。

第1部では飽海地区高校図書委員による朗読。
地区内にある6校の図書委員がそれぞれ3篇ずつテーマごとに発表した。

まだ慣れないせいか抑揚が足りなかったり、感情移入できていない部分があったが、
これからの成長に期待したい図書委員が何人もいた。

第2部は秋桜の会による朗読として9名の会員が披露した。
それぞれに個性があり、私の好きな『奈々子に』や『祝婚歌』などがあった。

残念ながら私は午後3時から勤務のため途中で退席することになったが、
9月には第12回秋桜の会朗読会が予定されているようなので、
ぜひ日程を調整して参加したいものである。

私の亡き父と同じ大正15年生まれの吉野弘氏は今年1月87歳で亡くなっている。
  


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