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2014年07月19日

吉野弘朗読会を出羽遊心館で!




昨年亡くなった酒田出身の詩人『吉野弘』の朗読会が開かれる。
珍しく今回は『出羽遊心館』が会場である。
ひろびろとした会場でゆったりと味わってほしいとの配慮からか。

私も行きたいが、当日は遅番勤務。
朗読会は午後1時30分から始まって午後3時までの予定だが、
私は途中であきらめないとだめみたいだ。

代表作の結婚披露宴のスピーチで引用される『祝婚歌』をはじめ、
国語の教科書にも掲載された『夕焼け』など私の好きな詩がいっぱいある。

入場は無料。
飽海地区高校図書委員の皆さんや秋桜の会の皆さんが朗読を担当する。

  


Posted by めだかの親分 at 07:32Comments(0)文芸

2014年03月08日

ほっこりとほっこりとお茶




2014年3月8日(土)

コンビニで売っているペットボトルに入った暖かいお茶。
写真はほうじ茶だが他にもいろんなお茶がある。

このペットボトルの裏側の方に品名や原材料などと一緒に、
賞をいただいた俳句が掲載されている。

私も少しばかり嗜んでいる(たしなんでいる)俳句を読んでみる。
暖かいお茶を口に含ませながら、その巧みな表現に感心するばかりである。

特に低年齢の小学生や中学生の作品には驚かされるときがある。
今日私が購入したお茶にも小学2年生の作品があった。

二年生九九がんばってお年玉(佳作特別賞)
(にねんせい くくがんばって おとしだま)

たった十七文字の中にしっかりと九九の勉強をしている二年生の姿が見えてくる。
そして楽しみなお正月が近づいているのだろう。

私もこんな気持ちの伝わる俳句が書きたくなってきた。
また、季節に題材を選んだ俳句を作ってみようかな。

気持ちはあるのだが、何しろ四月の予定がたてられない今の私。
何をしても中途半端な気がしてしょうがない。

さてさて、どうしたものか。
  


Posted by めだかの親分 at 19:08Comments(0)文芸

2014年02月15日

ただ今、剣客商売の虜(とりこ)




2014年2月15日(土)

このところほとんど遠出もせず引きこもっているのは、
時代小説家池波正太郎の歴史小説があまりに今の私にぴったりの雰囲気があるからだ。

何度となく映画化され、テレビでも何回も放送された『剣客商売』は、
実は何人もの漫画家から劇画化されている。

今回私が読んでいるのは『大島やすいち』氏が描いている剣客商売。

私と同年代の秋山小兵衛は無外流の老剣客。
40歳も歳の違う後添えのおはる。
息子の秋山大治郎は実直でやや堅物な青年だったが、徐々に小兵衛のような粋な人間に近づいて行く。
男装の女武芸者佐々木三冬(みふゆ)は、ふとしたことで秋山親子と交流することになる。
最初は小兵衛に憧れるが後に大治郎と結婚する。

江戸時代のほんのりとした時代の流れが雰囲気に良く表れている。
言葉も少なく、絵の雰囲気で読ませる歴史劇画とも言える。

じっくりと何回も同じところを読むうちにいろんなことを想像できる。
なかなか楽しい自分だけの時間を味わうことができる。

  


Posted by めだかの親分 at 11:01Comments(0)文芸

2014年01月21日

詩人吉野弘氏逝く

吉野弘氏

詩人吉野弘


2014年1月21日(火)

昨日報道された酒田市出身の詩人吉野弘氏の訃報。
少なからず接触のあったものとして、悲しみに包まれている。

私が所属していた職場の詩のサークル『詩人集団』。
全国的な文化祭のようなものがあったとき、吉野氏も何回か来てくれたことがあった。

その後残念ながら詩人集団は解散となり詩との関わりも少なくなったが、
吉野弘氏の詩は時々読み返しては、その何気ない詩の素晴らしさに心を打たれていた。

小学校の教科書にも掲載された詩はもとより、
酒田市では琢成小学校の校歌などにもなっており名前を知っている方も多いだろう。


『早春のバスの中で』

まもなく母になりそうな若いひとが
膝の上で
白い小さな毛糸の靴下を編んでいる
まるで
彼女自身の繭(まゆ)の一部でも作っているように。

彼女にまだ残っている
少し甘やかな「娘」を
思い切りよく
きっぱりと
繭の内部に封じ込めなければ
急いで自分を「母」へと完成させることが
できない
とでもいうように 無心に。


私の好きな詩のひとつだ。
バスの中で編み物をしている妊婦の姿を見る作者の優しい目。
こんなふうに優しい目をしたおじさんがいっぱいいたらとても素敵な街になるだろうな。


心からご冥福をお祈りしたいと思う。

  
タグ :詩人吉野弘


Posted by めだかの親分 at 07:27Comments(3)文芸

2013年10月01日

秋空満喫の朝






2013年10月1日(火)午前6時30分

今日は燃えるごみ出しの日。
二袋を抱えてごみ置き場へ歩き出すと、空がまぶしい。

思わずぐるっと見渡してみると空が広い。


『鰯雲 空が大きくなりにけり』(いわしぐも そらがおおきく なりにけり)


久しぶりに俳句を作りたくなった。
透き通るような秋の空気を思い切り吸い込んでみた。
あぁ、気持ちがいい。



フォトラバ『今稚句抄』に参加しています。
  
タグ :鰯雲俳句


Posted by めだかの親分 at 07:57Comments(3)文芸

2013年07月25日

芭蕉の酒田、日めくり奥の細道








2013年7月25日(木)午前7時10分

NHKBSプレミアムで6月から始まった新日本風土記スペシャル『日めくり奥の細道』。
いよいよ旅のクライマックスに近づいてきた。

松尾芭蕉が約300年前たどった東北各地を当時とほぼ同じ日程で紹介している。
山形県内は7月2日から始まり、
最上町で詠んだ『蚤虱馬の尿する枕元(のみしらみうまのばりするまくらもと)』の
有名な句が紹介されていた。

今日は羽黒山だった。
『涼しさやほの三日月の羽黒山』。
芭蕉の訪れた季節の大豆の花や、
黒川能などが紹介されていた。

さて、明日は鶴岡、そして来週の月曜・火曜は酒田が放映される。
いったいどんな句が紹介されるのか、
どんなところを芭蕉は訪れどんなものに感動したのか今から楽しみである。

『五月雨を集めて早し最上川』
『あつみ山や吹浦かけて夕すゞみ』
『暑き日を海にいれたり最上川』

などなど、有名な句はいっぱいある。

ほんの5分間の番組ながら印象に残る映像をふんだんに使い、
視聴者を楽しませてくれている。


  


Posted by めだかの親分 at 09:01Comments(0)文芸

2013年06月12日

あべとしゆき水彩画展

2013年6月12日午後0時10分

酒田市飯森山にある『酒田市美術館』に行ってきました。
今開催されているのはふたつ。
ひとつは『あべとしゆき水彩画展』。
そしてもうひとつが『第18回NHKハート展』。

どちらも楽しみにしていた催し物ですが、まずは『あべとしゆき水彩画展』。







以前酒田市松山地区にある松山文化伝承館で開催された水彩画展のときに、
光と陰の描写にとても大きな衝撃を受け、ぜひもう一度みたいと思っていました。

あらためて今回の水彩画展を見てやはり大きな感動を受けました。
それは写真ではとうてい表すことのできない目に見えない光の世界でした。

絵葉書を2枚買ってきてスキャナーで写真化したものを張り付けましたが、
やはり実物とは大きな違いがあります。
一度見てもらうとわかると思いますが、陰の表し方にも薄い影、淡い影、深い影、透き通る影など、
とても印象深い作品ばかりで、思わず唸らずにはいられませんでした。


そして二つ目の『NHKハート展』。





こちらは障がいのある方がつづった詩に、各界で活躍する著名人・アーティストがアートを添えた作品展です。

心の中を素直に詩にしたものが多く、心を打つ作品ばかりでした。
こちらも読み応え、見ごたえのあるものばかり。
一人でじっと観覧するよりも友達と行って、
お話しをしながら鑑賞した方がより心に入り込みそうな作品群でした。





帰りに美術館内にある喫茶店でいただいたケーキセット。
『杏とラズベリーケーキ』は酸味が効いた美味しいケーキでした。
珈琲も美味しい!









美術館からはすっきり晴れた鳥海山がくっきりと見えました。
通路の周りは『マルバシャリンバイ』の白い花が満開。
温海にある道の駅『しゃりん』はこの花の名前から取ったようです。




  


Posted by めだかの親分 at 14:50Comments(2)文芸

2013年01月28日

豪雪とカフェオレ

久しぶりの酒田市四ツ興野にある『Riant(りあん)』さん。

月曜日は朝日新聞に『短歌・俳句欄』が掲載される日なのです。
りあんさんに行くとおいしいコーヒーをいただきながら、
朝日新聞に全国から寄せられるすばらしい作品を読むことができます。
(ほかの新聞でもありますが、朝日新聞が私の好みなのです。)





『カフェオレ』にはお砂糖は入っていません。
ほっと温まるうまさがありますよ。

お目当ての俳句にこの時期ならではの作品がありました。


豪雪に鼹鼠のごとく生きてをり
(ごうせつにもぐらのごとくいきており)


仙台の方の作品ですが、ものすごい豪雪の中『もぐら』みたいに生きているわれわれ人間。
そうなんですよね。
土の中にもぐって生きているような錯覚さえ起してしまう雪です。

冬でも冬眠をしないもぐらは身体に脂肪が少ないので、
冬でも活発に活動をしています。
人間も雪が降ったからと言って仕事を休むわけにはいきません。
なかなか含蓄のある作品で、感心してしまいました。

また、俳句作りをしたくなってきました。



  


Posted by めだかの親分 at 18:40Comments(0)文芸

2012年11月16日

芸術祭写真展に感激

第56回市民芸術祭参加写真展の出品作品が、
酒田市総合文化センター1回ロビーに出展されていました。

昨日人間ドックを無事に終えたあとのひととき。

文化センター駐車場に停めたら、隣の車がスモールランプつけっぱなし。
ナンバーを控えて文化センター受付に行くと、
ここにお勤めのまめたんさんに見つかっちゃいました。

しばらくお会いしていませんから、積もる話はいっぱいありますが、
まめたんさんはお仕事中です。

またの再開を約束してお別れしました。

私の昨日の目的は市民芸術祭参加写真展の観覧です。





最近参加写真が少ないかなとも思いますが、
それでも力作ぞろいの写真展です。
私が気に入った写真もいっぱいありました。







私も出品したい気持ちもありますが、まだまだだなぁ~



★ 酒田市芸術祭参加写真展は11月17日(土)まで。

住所: 〒998-0034 山形県酒田市中央西町2-59
電話: 0234-24-2991
開館: 午前9時~午後10時


  


Posted by めだかの親分 at 07:18Comments(2)文芸

2012年11月12日

懐かしき万助小舎

読書を始めると立て続けに本を読みたくなってしまう。

本棚から引っ張り出してきた『万助小舎』(酒田市営山小舎25周年記念誌)は、
昭和61年(1986年)発刊された、私にとって貴重な記念誌である。

私の青年時代、年間70日を超える山での生活をしたことは、
そのまま独身生活と重なり、
妻と結婚する前にも二人泊りがけで山小舎に行ったこともあった。
それが酒田市営万助小舎(まんすけごや)である。





昭和36年(1961年)酒田市営万助小舎が建てられてから今年で51年目。
とうとう今年も行くことは叶わなかった。

体重の増加とともに両膝が故障し、何とかトレーニングしながら登りたいと思っていた。
遊佐町一ノ滝駐車場から渡戸当たりまでは何度か歩いているが、
それ以上はもう少しトレーニングをしてからと思いつつ、すでに20年近く経ってしまった。

この山岳ルートは素人はあまり登らない。
頂上を目指すには時間がかかり過ぎるからだ。
高校の山岳部の皆さんが好んで登ってくるが、
各高校山岳部の顧問の皆さんやOB・OGの皆さんが愛するルートだから。

私が好きな理由は珍しい花がたくさんあることと、
小舎に設置されているノート(日誌)に書かれていることが楽しいから。

来年こそは登ろう!
この記念誌を読みながらあらためて思ってしまう。

  


Posted by めだかの親分 at 18:39Comments(4)文芸

2012年10月23日

すばらしい絵2枚

ヤマザワ旭新町店を覗いたら、思わぬものを見つけました。





高畠ワインの『2012年新酒デラウェア(甘口・辛口)』の2本ですが、
この絵がすばらしい。

さぞかし有名な画家にでも頼んだのだろうなと良く読むと、
左『風がはこぶメロディ Takabumi Morooka & children.5.May.2012』
『高畠ワイナリーチャリティコンサートにおいて、師岡貴文氏と夢あふれる子供たちが一緒に描いた絵です。』と記載されています。

右も日にちこそ違いますが同じように子供たちと一緒になって描いた『あたたかな音楽』。

師岡貴文氏は1967年生まれ、
子供たちと一緒に絵を描くイベント「どんどんガガガ隊がいくぞ!」を主宰するイラストレーター。

どちらの絵も鮮やかな配色とハートの形がいっぱいの楽しい絵となっています。
思わず立ち止まってじーっと見ていると、家に連れて帰りたくなりました。

普段はデラウェアの新酒なんて甘すぎて購入することはありませんが、
この絵に負けて買ってしまいました。

さて、今日は飲まない日ですが、ちょっぴり味見してみようかな。
虫メガネでこのかわいい絵の細かいところを見ながら…

  


Posted by めだかの親分 at 19:27Comments(2)文芸

2012年10月19日

しずかなこころ

秋になると思い出す詩人がいる。
明治31年(1898)生まれ昭和2年(1927)29歳、病気で夭折した『八木重吉』。

第一詩集の『秋の瞳』の澄み切った短詩に若かりし私は完全に心酔してしまった。





高校の頃から雑学で、
一年間に100冊以上もの本を図書館で漁りながら貪り読んでいたとき、
この詩人の憂いを帯びたもの哀しい詩に出会った。

難しい言葉などまったくなく、
小学生でも読めるような簡潔な詩は、
一見すると簡単すぎて見過ごしてしまいそうだが、
短いぶんだけ余韻を楽しむことができる。


   『秋』

秋になると
ふとしたことまでうれしくなる
そこいらを歩きながら
うっかり路をまちがえてきづいた時なぞ
なんだか ころころうれしくなる


   『秋の水』

森のかげに水がながれていた
そのそばにしゃがんでいると
こくんとおとがきこえることもある
音がすると
なにかそっと咲くようなきがする


   『木と ものの音』

秋になると
木がすきになる
ものの音がよくなってくる


何という静かな詩なのだろうか。
荒れた心になっている時に読むと心が洗われるようだ。

秋の夜長、
テレビのスイッチを消して、
静かさを楽しむには打って付けの詩集である。
少し寂しい気もするが…
  


Posted by めだかの親分 at 18:27Comments(2)文芸

2012年10月01日

秋の夜長に昆虫詩集

今日は久しぶりに詩集などを眺めています。

最近本を読むのが辛くて(つらくて)小説類はほとんど読んでいません。
呼んでもせいぜい雑誌類だけ。

せっかくの秋の夜長、本棚から引っ張り出してきたのは、
私が仙台にいたころ購入した『昆虫詩集』(1972年初版金井直著)。
アリやカマキリ、セミ、バッタ、ゴキブリの果てまで昆虫を題材にした詩集です。





もう購入してから40年近くになります。
一度だけ読んだ記憶がありますが、それ以来ずっと本棚の中。
どんなことが書いてあったかも記憶にありません。

この時期にぴったりの詩がありました。

『スズムシ』

スイカの種のような
あの虫の
あんな鈴の音が胸をうつ

ただひたすらに恋い慕い
ただひたすらに呼んでいる

あれは ほろびることへの合図なのだ
メスに喰われるオスの淋しさなのだ

その気配もなくて鳴いている

(以下略)


鈴虫を思いながら、鈴虫の詩を読む。
なんてなかなかいいですね。

眠くなってきました…  


Posted by めだかの親分 at 20:27Comments(2)文芸

2012年09月08日

落語会で大笑い

今日は庄内では珍しい落語・講談を聞くことができました。

実は私はその昔、仕事の関係で東京に行くときは、
決まって帰りに上野にある鈴本演芸場で落語を楽しみ、
帰りは夜行の列車で、到着は明け方になる位落語好きなのでした。









落語家春風亭昇乃進の小気味よい落語。
講談師日向ひまわりの、時々現代と戦国時代が交錯する楽しい講談。
春風亭柳之助のどっしりと落ち着いた、笑うと止まらなくなる落語。

しばらく涙を流してなかったからか、笑うと涙が止まらなくなりました。
涙が出ると鼻水まで止まらなくなりました。
ハンカチを握りしめながらの落語会となりました。

それにしてもこの時期の落語会。
それも午後3時からで、まるで我慢比べのようになりましたが、
周りの人たちのうちわ、扇子の風が心地良く、
2時間の落語会はあっという間に過ぎてしまいました。

実は落語会は写真撮影は禁止。
しかし、会が終わって出演者全員が出てきたときは写真OKとなりました。
私がカメラを向けるとしっかりこちらを見てくれた出演者の皆さん、本当に感謝です。


今日はうれしかったことがもう一つ。
私が会場に到着する前にはらほろさんが『んだTシャツ』を着て、
一番前に陣取っていました。
さっそく挨拶させていただきましたが、めでたく初対面ができました。
なかなかいい男でびっくり!
  


Posted by めだかの親分 at 20:05Comments(5)文芸

2012年08月03日

静かな光に感動!

今日から始まった『あべとしゆき水彩画展』。

酒田市松山文化伝承館には40ほどの作品が展示されていたが、
一つひとつの作品に溢れるやさしい光の魅力に爽やかな感動を味わわずにいられなかった。

残念ながら写真撮影は禁止なので、
パンフレットを掲載するに止めるが(とどめるが)、
森と光、水と光、川と光、雲と光、雪と光、風と光…
私は写真を通して光を捉えようとしているが、
写真よりもはるかに美しい光がこの水彩画にはあった。







「あべとしゆき水彩画展」は10月8日まで開催。
作品の一部を9月9日より入れ替え予定。
★ギャラリートーク『世界の水彩画家たち』(講師あべとしゆき氏)は、
9月16日(日)14:00~14:30 定員40名 参加料無料(別途入館料必要)
申込みは8月16日より電話にて受付(0234-62-2632)


私も水彩画に触発されて、光と陰をテーマに写真撮影してみましたが、
やはり水彩画には遠く及ばず!



  


Posted by めだかの親分 at 17:46Comments(0)文芸

2012年06月19日

私が好きな詩(夕焼け)




何気なく本棚を眺めていたら目についた詩集。
私が十代の頃から慣れ親しんだ酒田出身の詩人『吉野弘』さん。
私自身も会社の詩人集団へ入っていた時に直接会い、お話ししたこともあります。
年齢が私の亡父と同じ大正15年生まれ。
有名な『祝婚歌』や『奈々子へ』などは教科書へも載った経歴もあります。

その中でも、私が特に好きな詩に『夕焼け』があります。
朝から夕焼けですみませんが、全編掲載します。


「夕焼け」

いつものことだが
電車は満員だった。
そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた。
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった。
そそくさととしよりが座った。
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。
娘は座った。
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた。
娘はうつむいた。
しかし
又立って
席を
そのとしよりにゆずった。
としよりは次の駅で礼を言って降りた。
娘は座った。
二度あることは と言う通り
別のとしよりが娘の前に
押し出された。
可哀想に
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった。
次の駅も
次の駅も
下唇をキュッと噛んで
身体をこわばらせてー。
僕は電車を降りた。
固くなってうつむいて
娘はどこまで行ったろう。
やさしい心の持主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。




登場する娘さんのような心の持主はいっぱいいます。
作者の吉野弘さんもやさしい心の持主です。
そうでなければ、このような詩は生まれません。
切ない夕焼けです。
  


Posted by めだかの親分 at 07:09Comments(5)文芸

2012年05月24日

焼け跡にそそぎし涙










焼け跡に
そそぎし涙
乾くまで
あさの光よ
清々と射せ
           勇



酒田市一番町にある大通り緑地公園。
ここは酒田大火後にできた立派でこころ安らげる公園です。


酒田市立資料館の西側には緑いっぱいに噴水までもが癒してくれます。
そして、資料館北側には広場と東屋(あずまや)があり、その広場の片隅に石碑があります。

以前から気になっていた『勇』とは誰か、ようやく解明できました。
『斎藤勇氏(明治37-昭和62)』は南遊佐小学校高等科、庄内中学を経て法政大学を卒業。
敗戦後故郷へ帰り、酒田北高、遊佐高校、酒田商業高校の校長をつとめ、
退職後、酒田女子高等学校(現天真高校)で働いていたようです。

斎藤勇……何だか聞いたことあるなぁ~
酒田工業高校(現光陵高校に合併)の校歌の作詞者がこの方でした。

♪そそり立つおおいなるもの~♪

酒田工業高校出身者なら誰でも知っていますが、
この歌の作詞した方なんだなぁ。

酒田に帰ってきてから短歌結社『黄鶏』を主宰していましたが、
この方の短歌歴は小学校高等科へ遡り、大学時代には短歌会を作ったり、
卒業後には『日本短歌(現短歌研究)』の編集に携わったりしていました。

また、斎藤茂吉文化賞を昭和48年受賞され、山形新聞歌壇の選者などもしていました。

すごい経歴の持ち主の方の石碑。
すでに忘れ去られようとしている『酒田大火』の恐ろしさを、
ちから強い短歌のおかげで少し思い起こすことができたようです。

  


Posted by めだかの親分 at 18:03Comments(0)文芸

2012年04月11日

立札に文学作品?

昨日日和山の梅を見た帰り道。
久しぶりに日和山の隠れ場所をあちこち散策しました。

暖かいので二人連れがいっぱいどっかから湧いてきていましたよ!
私は仕事帰りなので作業服姿の不審者風なおっさんです。

売店の横をすり抜けて暗い場所ばかりの散策です。

しかし、昨日はせっかくの晴れ。
暗がりから、たまにはメインの道を歩こうと出てみると、
みごとな文学作品が書かれた立札がありました。





暑き日に
涼を楽しむそのジュース
たとえ空いても
捨てたら あ缶

                       (詠み人知らず)

名も知らぬ 遠き島より
流れしは
土にもどらぬ アルミ缶

                       (島崎父さん)


どちらの作品も誰が見ても一目瞭然ですね。
しゃれっ気たっぷりに公園内のエチケットを説いて、爽快そのものです。

こんな立札を公園内で一番人通りの多い道端に立てる、
『酒田ライ〇ンズクラブ』さんに敬意を表したくなりました。


  
タグ :酒田日和山


Posted by めだかの親分 at 07:19Comments(0)文芸

2012年03月11日

鎮魂の太鼓連打


被災地へ
  響け太鼓の
    鎮魂歌


(ひさいちへ ひびけたいこの ちんこんか)

鶴岡市文化会館で開催された『第12回復興支援公演 鶴岡太鼓フェスティバル』
ななすけさんも案内していましたが、さっそく行ってきました。





庄内地区の12団体が勇壮に繰り広げる迫力たっぷりの演奏会です。
今年は宮城県大崎市からゲストとして『高倉蘗(ひこばえ)太鼓』が参加をしています。
大崎市は宮城県の北西部に位置し、南は松島町、
北は秋田県、西は山形県に接する広い市です。


松島町は例にもれず津波の被害にあい、今も復興途中です。


演奏の合間、昨年地震のあった14時46分、1分間の黙とうが行われました。
太鼓奏者全員が壇上に集合し、会場一体となっての黙とうでした。
再び演奏が開始され、
太鼓の響きが被災地へ響き渡っているような錯覚を起こしました。
亡くなられた方や今だ不明となっている方のご冥福を祈らずにはいられませんでした。









演奏は7団体合同での初っ切り太鼓『電光石火』に始まりました。
子供たちだけの演奏や、女性だけの団体もありそれぞれしなやかで迫力ある演奏でした。


酒田から出演した『酒田北前太鼓振興会』と『太鼓道場 風の会』は、
どちらもそのレベルの高さに寒気を覚えるほどすばらしい演奏でした。


それにしても太鼓演奏グループがこんなにあることを初めて知りました。
上記の2団体の他、

余目の『飛龍太鼓』、同じく余目の『キッズ☆わだいこ』。
庄内町立谷沢の『立谷沢和太鼓クラブ』、同じく庄内町の『月山魁(さきがけ)太鼓』
鶴岡市藤島児童館和太鼓教室『稲魂太鼓』、同じく鶴岡市藤島のふじしま太鼓『鼓粋』
鶴岡市念珠関の『念珠関辨天太鼓創成会』、同じく『念珠関辨天太鼓子供会』
鶴岡市朝日の『祥雲御山太鼓』、同じく『祥雲御山太鼓若童連』

確か遊佐町にも団体があったような気がしましたが以上が参加団体でした。


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Posted by めだかの親分 at 18:47Comments(4)文芸

2012年03月10日

素朴なひな祭り

「日本海ひな街道」と称してあちこちでひな祭りに関わる催しが行われている。
秋田県にかほ市から山形県酒田市・鶴岡市、そして新潟県村上市。
海運と舟運で栄えたこのエリアは上方の文化が多く伝えられた地域。


春の風物詩として文化庁主催の『わたしの旅100選』に選ばれたのが平成17年。
年を追うごとに全国にも知られるようになってきたようである。


昨日はその中のひとつ酒田市中町にある『旧鐙屋(あぶみや)』さんを訪問。
拝観料310円を支払うと年配の親切な女性が詳しく説明してくれるシステムである。
質問をしてみた。
『酒田36人衆とはどんな人たちなのでしょうか?』


私とおそらく同じくらいの女性だが、知識は豊富である。
岩手平泉から追われてきた藤原氏の泉禅尼が引き連れてきた36人衆は、
立谷沢にしばらく隠れていたが、その後宮野浦坂田(酒田ではない)に移動。
泉禅尼が亡くなってから地侍として居つき、酒田港を開いたなどなど・・・


ちょうど三和土(たたき)のところに当時の絵が飾られてあった。
貴重なお話しを聞くことができ、感心するばかりである。





ここは写真撮影が規制されていない。
三和土のところにかわいらしい素朴な雛飾りが置いてあった。
どうやら土人形のようである。
おそらく鵜渡川原人形(うどがわらにんぎょう)かもしれない。
お内裏様だけのひな飾り、三人官女を始めとする供揃いは誰もいない。


内裏雛 供揃い無き 盆の上

(だいりびな ともぞろいなき ぼんのうえ)


お内裏様が置かれていたのは部屋の入口である。
部屋の中には立派な享保雛(きょうほうびな)などが飾られてあったが、
私は入口に無造作に飾られていた、
土で作られた素朴なひな飾りの方が印象に強く残った。



☆ 旧鐙屋(きゅうあぶみや)

住所: 山形県酒田市中町1-14-20
電話: 0234-22-5001(問い合わせー酒田市)
開館: 9:00~16:30
休館: 月曜日(12月~2月)3月~11月は無休、12月29日~1月3日


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Posted by めだかの親分 at 07:11Comments(0)文芸